セカンドキャリア
片野ゆかさんの書かれた『セカンドキャリア引退競走馬をめぐる旅』を最近読みました。
馬に携わる一人として大変興味深い内容でした。
競馬業界では毎年約七千頭のサラブレッドが生産され、一方で約六千頭が引退するが、その多くは行方不明になっているとのこと。
この情報の発信源が実は競馬業界の中心で活躍する人物のもので、業界批判につながりかねないのにあえて情報を発信したのはなぜなのか。
非常に興味深い内容が書かれています。
そしてその理由が引退競走馬支援活動を推進するためで、さらに引退した競走馬をセカンドキャリアにつなぐ活動実績が重ねられている等、私はこの話題に惹き付けられました。
この本の中には、引退競走馬が第二の馬生を得るために必要なリトレーニングを行う人々の地道な調教の話が出てきます。
とても興味深く参考になる本でした。
また乗馬クラブ等では高齢になり引退せざるおえない馬たちの余生を支援する活動も行っています。
八王子乗馬倶楽部でも会員の皆さんに長きにわたり活躍した馬たちのために『引退馬里親制度』を行って支援しています。
今後も皆さんと楽しい乗馬ライフを送るため引退した競走馬の調教に励んでいきたいと思います。
長くなってすみません。
本場の増田でした。